胃カメラ大腸カメラ同日検査

胃カメラ・大腸カメラ同日検査とは

胃カメラ・大腸カメラ同日検査とは胃カメラ・大腸カメラ同日検査とは、その名の通り「胃カメラ検査」と「大腸カメラ検査」を同日に受けることができる検査です。食事制限や鎮静剤、検査後のリカバリーなど、検査の流れの多くが共通していることから、同時に検査を行うことが可能です。
お忙しい方や、検査前の準備を1度で済ませたい方に適した方法です。

胃カメラ・大腸カメラ同日検査のメリット

 時間的な負担が軽減される

胃カメラ検査や大腸カメラ検査は、検査前準備も含めると半日〜1日がかりとなります。
また、前日の食事制限まで含めると、制約時間はさらに大きくなります。
しかし、同日検査を同時に行うことによって、上記の様な検査のための制約が一度で済みます。お仕事や子育てで忙しい方や、遠方からお越しの方でもスケジュールを調整しやすくなり、検査を受ける負担を軽減することができます。クリニックでの待ち時間も短縮できます。

経済的な負担が軽減される

胃カメラ検査には事前受診と検査当日、精密検査を行った場合は後日の結果説明のため最大3回医療機関に受診する必要があります。
同日の検査であれば、来院回数が減るため、経済的な負担も少なくなります。

食事制限の回数が減る

大腸カメラ検査は通常前日の食事を制限し検査を行います。
胃カメラ検査でも検査当日の食事の制限が必要です。
同日検査では食事制限を大腸カメラ検査にまとめることができるので、胃カメラ検査の食事制限が減ります。

胃カメラ・大腸カメラ同日検査の注意点

鎮痛剤の使用が推奨される

胃カメラ検査ではスコープが喉を通る際にオエッとなる嘔吐反射が起きる場合があります。
この嘔吐反射が強くあった場合に、腹部にガスが増え、大腸カメラ検査が行いづらい環境になる可能性があります。検査の苦痛を減らし、スムーズに行うためにも同日検査を希望される方は鎮静剤の使用を強くお勧めします。

症状がない時、保険適応にならない      

症状がない場合は自費での検査となります。
大腸カメラは、血便、大腸ポリープをとったことがあるなど、検査を行う必要性がないと保険適応になりません。
胃の症状がない方は、自費で受けるか地域の胃がん検診を利用するという選択肢もございます。

 実施できる病院が限られる

通常胃カメラ検査と、大腸カメラ検査はそれぞれの検査の実施時間が決まっている場合がほとんどです。
胃カメラ、大腸カメラ同日に検査を受けられる施設は、内視鏡の専門クリニックが多いと思いますが、クリニックによっても違いが有りますので、事前のお問い合わせが必要です。当院では希望の方には同日で検査を実施しています。

検査の流れ

胃カメラ、大腸カメラ同日検査の流れは以下の通りです。

Step.1前日1日食事制限を行う

食事事前診察の際に詳しい食事制限を説明いたします。

Step.2就寝前に前日の内服の下剤を飲む

検査前日

Step.3当日ご自宅、もしくは院内で下剤を服用する

モビプレップ

Step.4胃カメラ検査の開始

胃カメラ検査の開始検査台の横になって点滴の注射を受け、胃カメラ検査を開始します。

Step.5大腸カメラ検査を受ける

大腸カメラ検査を受ける胃カメラ検査が終了次第、大腸カメラ検査を開始します。

Step.6リカバリーベッドで休む

リカバリーベッドで休む鎮静剤を使用しておりますので、検査後30分~1時間はベットでお休み頂きます。

胃カメラ、大腸カメラ同時検査の事前の準備はほぼ大腸カメラ検査と同じです。
当日の検査の流れは、胃カメラ検査を受けて、次に大腸カメラ検査を受けるだけです。特別な準備は必要ありません。

まとめ

先述のように、「胃カメラ大腸カメラの同日検査」は時間的、経済的な負担が軽減できる優れた検査方法です。
当院でもご希望の方には胃カメラ、大腸カメラ同日検査を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

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